dablogさんの記事で知ってから、じわじわと読んでたはてなダイアリー - 和風Wizardry純情派(トップは最新(最後)になっちゃうんで、読む時は、探索開始(トップにもリンクあり)から)が、とうとう本編終了。
この作品は、手早く言うと、Wizardryの「狂王の試練場」が現代京都に突如出現しちゃったのよ、というお話。
そして、なぜか、民間人から探索者を募って、探索する事になった、と、無茶はわかってる、しかし、無茶しなきゃそもそも成り立たないから、そんな事には総員目をつぶれー、な設定な訳よ。
で、はてなダイアリー使用からわかるように、いわば、ネット日記文学。
(ぱっと浮かぶところでは、「メールフレンド」とか「終わらない夏休み」とか(都合によりリンク省略。失礼))
基本的に(少なくとも日単位で)かっちりとした時系列上で話が展開する。
あ、ザッピング的に、人称が変わるんで、ひょっとしたら、厳密にはネット日記文学じゃないかも。
で、まぁ、探索者なんて、(大概は)所詮こう正義のため社会のため、とかじゃない訳で、日常生活もあるから、京都の観光名所とかに行ったりで、京都わかる人的には、そこらへんも楽しめるんだろうなぁ、とか思う。
「すげぇな」ってので、各探索者に死亡率の設定があって、実際に判定して死んじゃったら、筋の都合とか関係なしで死ぬ事になってるのよ。
勿論、雑魚い人は(ある程度)高確率で、主要キャラ(概ね強い)はかなり低確率になってるんだけど、確率なんか(短期的には)当てにならないからねぇ。
下手したら、探索ふつか目にして、めさ重要キャラが、(コロコロコロ…)(いや、サイコロじゃないけど)「あ、死んだ…」とかになる可能性だってあるんだからねぇ。
そこらへん、一種のリプレイ小説(懐かしい響きだ)ともいえるかも。
WIZ経験者的には、心躍るくすぐり多いので、楽しい。
まぁ、現代舞台だけに、探索も重要ながら、それに伴う探索者としての成長や人間関係の描写なんかが結構な割合あるんで、ひたすらハック&スラッシュな展開を求める人には食い足りないかも知れないね。
大体、トップ探索者でも第四層でひぃひぃいってるって状況だし(笑)
考えてみりゃ、ゲーム上なら充分に成長したらそうは死なないし、死んでもリセ…もとい蘇生チャンスあるけど、この話上では、蘇生ないし(ま、そりゃそうだ)、恐らく青天井的にHPは伸びないし、人体の急所はクリティカル以外でもやられる時ゃやられるんだよね(昔、TRPGの笑い話で、寝込みを襲って、首筋にナイフ突きつけて脅したのに、「そんな攻撃大したダメージじゃない」と突っぱねられ、「いや、現実だったら死ぬだろ?」「現実ではそうに決まってるけど、そんなルールはないから」という頭の固いDM(GM)、ってのがあったなぁ)
だから、死んだら死んだ時、とか出来ないし、更に、未到達地域がどうなってるかわからないし、また浅い階層だって、完璧にデータ化されてるかどうかは、「登場人物には」わからない。
ゲームなら、キャラクターは(プレイヤーのミスがない限り)計算された連携を見せる(計算違いも起こるけどね)けど、この話では連携の巧いやつもいりゃ、咄嗟の判断を間違う人間もいるし、状態異常も親切にステータス欄に出たりしない。
つまり、ゲームを現実的にシミュレートすると、良く言われるところの「ゲームと現実は違う」ってやつになるのは当然。
それに、このぐらいの階層に抑えて展開させる事で、トップランカーと新参者にも接点が生まれるから、巧いバランスだと思う。
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